東麻布 『富麗華』
【料理】★★★★☆ 【雰囲気】★★★★ 【料金】★★★★ 【サービス】★★★★
今、東京一、いや日本一注目されている中華料理店といえばこのお店の名前が
上がるのでしょうか・・・・そう、東麻布にある『富麗華』です。
今年もミシュランで☆を獲得した『富麗華』。(ミシュランの評価がいいか悪いかは
色々な意見がありますし、自分もあまり信用してないんで、そこは別にして・・・)
勿論、政財界の会合でも使われる名店で、直近では管首相が仙石官房長官と
何やら夕食会合をしてましたね。。
お店の看板からは、〝気品〝と〝自信〝が伝わって来ました。
2階にある個室の天井には、とっても素晴らしいシャンデリアが飾られていました。
このお店が〝高級店〝である事を再認識させられる内装ですね。
毎晩決まった時間になると、中国の楽器〝胡弓〝の演奏が行われるとの事。
二胡と箏の生演奏を聞きながら食べる〝最高峰〝のオールドチャイナ料理。
いやぁ~、、何だかこの空間、とっても贅沢です。
とっても肉厚なくらげ、豚バラ肉のパリパリ焼き、蜂蜜かけ金色チャーシュー等の
前菜の盛り合わせが運ばれてきました。
どの料理も完成度の高い前菜でしたが、特に肉厚なクラゲが歯応えがとっても
コリコリしていて美味しく頂きました。
一品一品の見た目の発色が素晴らしく、とても美味しそう。
味付けは薄い塩味で、素材そのものの美味しさを損なわず炒められていました。
紹興酒との相性も抜群!!です。
フカヒレ、キヌガサ茸、椎茸の入ったスープ。
濃厚な味付けのスープが、脳裏に焼きつきます。
フカヒレの食感もいいですねぇ~!!
これがカナリいいフカヒレである事が、口の中に広がる旨みで伝わって来ました。
シンプルで味付けは薄いけれども、食感がシャキシャキで、レベルの高い炒め技術を
感じる事の出来る、脳裏に残る一品。
一品前に食べた〝フカヒレスープ〝の味を損なう事が無い味。
料理の進行度合いにより、味を調整させている部分も、満足感を感じるに必要な要素。
富麗華の名物料理、北京ダック。
何度も何度も水飴と酢をかけられ、表面は感動する位の飴色に仕上がっていました。
流石は東京一の中華料理店と言われるお店の名物料理だけの事はあります。
驚くほど薄くスライスされた北京ダックを、シッカリとした食感の餅皮で包んでいました。
少し甘い醤が噛みしめる毎に、北京ダックから浸み出してくる脂の旨みと調和して、
これまで食べてきた北京ダックとは一線を画した旨みを味わう事ができました。
今回の料理の中で最も感動したのが、この『香港蒸し点心』。
特に野菜餃子は葱とニラの食感・風味が絶妙で、餃子の皮も中の餡が透き通って
見える程薄く、とにかく口の中に最高の旨みが広がっていきました。
海老シュウマイも大きめにカットされた海老にシッカリと味が付けられていて、
旨みが口の中に溢れかえっていました。
最後に出されたチャーハン。
味付けは薄味で、パラパラに仕上がっていました。
細かくスライスされたチャーシューの味が、ご飯に浸み出ていて美味しく頂きました。
これまで食べてきた一品一品の料理の味と感動を邪魔する事無く、シッカリと〆の
一品としての役割を果たしていました。
--shop data--
店名:『中国飯店 富麗華』
所在:東京都港区東麻布3-7-5
電話: 03-5561-7788
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:00
定休日:無休
≪最後に≫
料理・雰囲気共に素晴らしい『富麗華』。
今回は最高の上海蟹と言われる、上海蟹の最高ブランド、陽澄湖産上海蟹を堪能する
事が出来ませんでしたが、次回の機会には堪能したいと思います。
同系列の〝中華飯店〝とは大分雰囲気が違いますが、料理のクオリティは秀逸。
創業30年余の歴史を持つ中国飯店グループの最高峰である『富麗華』の一級料理人が
作り出すその料理を堪能しに、『富麗華』の扉を開けてみては如何ですか。。
中国飯店 富麗華 (中華料理 / 麻布十番駅 、赤羽橋駅 、神谷町駅 )
夜総合点★★★★☆ 4.5