銀座 『IPPUDO TAO TOKYO 銀座』
【料理】★★★☆ 【雰囲気】★★★☆ 【料金】★★★☆ 【サービス】★★★☆
博多とんこつラーメンを大衆化させた、河原茂美氏が率いる『一風堂』。
それまで、とんこつラーメンと言うと、あの血を炊きあげた事で発生する臭みのある
独特な匂いが原因で、〝とんこつラーメンが苦手〝という人が多かったのが事実。
そのとんこつラーメンを臭みの無い旨みあるラーメンに仕上げ、たちまち人気一大
チェーン店に成長したのが『一風堂』です。
いまや国内だけでなく、ニューヨーク・シンガポール・中国にも出店をしています。
〝TAO 一風堂〝の味は、一風堂・本店のある福岡とシンガポール、そして銀座
のみで楽しむ事ができます。
アジアの美食の街・シンガポールに進出する為の味だけに、力が入っています。
〝TAO 一風堂〝の特徴は九州の和太鼓集団〝TAO〝の力強さを表現する為、
一風堂伝統のとんこつスープに、油を焦がした黒香油を合わせたスープに、
モッチリとした食感のごく太麺を合わせたラーメンに仕上げています。
特徴は極太い縮れ麺。
一風堂のとんこつラーメンと言えば極細のストレート麺が特徴ですが、モッチリとした
食感の縮れ麺が、旨みと風味が贅沢に出ているとんこつスープと絡み合っています。
系列のラーメン店〝五行〝で人気の黒香油を入れて味に深みを出していました。
トッピングされているチャーシューも良く煮込まれていて、口の中に入れるだけで、
トロッととろけて無くなっていまう程、とっても柔らかく仕上がっていました。
結構インパクトのある味でした。
ジックリと手をかけて煮込んだチャーシュー、錦糸玉子、博多名産の辛子明太子、
海苔、天かす、レタスをトッピングしたものに、マヨネーズをかけた、所謂サラダご飯。
とにかく混ぜて混ぜて混ぜまくって全体にマヨネーズがいきわたったら美味しく
食べる事が出来ます。
混ぜ混ぜにされた味は、独特な風味になって、ラーメンと良く合います。
チョッとした明太子のピリッとした辛みもいいですね。。
とっても美味しく頂きました。
--shop data--
所在:東京都銀座4-10-3 セントラルビル1F
電話: 03-5148-1172
営業時間:11:00~26:00(月~土)、11:00~24:00
定休日:年末年始
≪最後に≫
2010年9月にオープンしたばかりの『IPPUDO TAO TOKYO 銀座』。
結成17年、17カ国・400都市で公演をし世界観客動員数400万人を超える、九州を拠点と
する和太鼓集団〝TAO〝。
〝世界に通用するエンターテイメント〝を合言葉にジャパニーズスピリットを世界に伝えきた、
和太鼓集団・TAOと一風堂。
その一風堂の世界進出の戦略店である『IPPUDO TAO TOKYO』のラーメンは、アジアの
美食が集まる街・シンガポールに進出した程の、これまで培ってきた味の結集型。
銀座で美味しいラーメンを味わいたい時に是非訪れてみては如何ですか。
IPPUDO TAO TOKYO
(ラーメン
/ 東銀座駅
、銀座駅
、銀座一丁目駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
東麻布 『富麗華』
【料理】★★★★☆ 【雰囲気】★★★★ 【料金】★★★★ 【サービス】★★★★
今、東京一、いや日本一注目されている中華料理店といえばこのお店の名前が
上がるのでしょうか・・・・そう、東麻布にある『富麗華』です。
今年もミシュランで☆を獲得した『富麗華』。(ミシュランの評価がいいか悪いかは
色々な意見がありますし、自分もあまり信用してないんで、そこは別にして・・・)
勿論、政財界の会合でも使われる名店で、直近では管首相が仙石官房長官と
何やら夕食会合をしてましたね。。
お店の看板からは、〝気品〝と〝自信〝が伝わって来ました。
2階にある個室の天井には、とっても素晴らしいシャンデリアが飾られていました。
このお店が〝高級店〝である事を再認識させられる内装ですね。
毎晩決まった時間になると、中国の楽器〝胡弓〝の演奏が行われるとの事。
二胡と箏の生演奏を聞きながら食べる〝最高峰〝のオールドチャイナ料理。
いやぁ~、、何だかこの空間、とっても贅沢です。
とっても肉厚なくらげ、豚バラ肉のパリパリ焼き、蜂蜜かけ金色チャーシュー等の
前菜の盛り合わせが運ばれてきました。
どの料理も完成度の高い前菜でしたが、特に肉厚なクラゲが歯応えがとっても
コリコリしていて美味しく頂きました。
一品一品の見た目の発色が素晴らしく、とても美味しそう。
味付けは薄い塩味で、素材そのものの美味しさを損なわず炒められていました。
紹興酒との相性も抜群!!です。
フカヒレ、キヌガサ茸、椎茸の入ったスープ。
濃厚な味付けのスープが、脳裏に焼きつきます。
フカヒレの食感もいいですねぇ~!!
これがカナリいいフカヒレである事が、口の中に広がる旨みで伝わって来ました。
シンプルで味付けは薄いけれども、食感がシャキシャキで、レベルの高い炒め技術を
感じる事の出来る、脳裏に残る一品。
一品前に食べた〝フカヒレスープ〝の味を損なう事が無い味。
料理の進行度合いにより、味を調整させている部分も、満足感を感じるに必要な要素。
富麗華の名物料理、北京ダック。
何度も何度も水飴と酢をかけられ、表面は感動する位の飴色に仕上がっていました。
流石は東京一の中華料理店と言われるお店の名物料理だけの事はあります。
驚くほど薄くスライスされた北京ダックを、シッカリとした食感の餅皮で包んでいました。
少し甘い醤が噛みしめる毎に、北京ダックから浸み出してくる脂の旨みと調和して、
これまで食べてきた北京ダックとは一線を画した旨みを味わう事ができました。
今回の料理の中で最も感動したのが、この『香港蒸し点心』。
特に野菜餃子は葱とニラの食感・風味が絶妙で、餃子の皮も中の餡が透き通って
見える程薄く、とにかく口の中に最高の旨みが広がっていきました。
海老シュウマイも大きめにカットされた海老にシッカリと味が付けられていて、
旨みが口の中に溢れかえっていました。
最後に出されたチャーハン。
味付けは薄味で、パラパラに仕上がっていました。
細かくスライスされたチャーシューの味が、ご飯に浸み出ていて美味しく頂きました。
これまで食べてきた一品一品の料理の味と感動を邪魔する事無く、シッカリと〆の
一品としての役割を果たしていました。
--shop data--
店名:『中国飯店 富麗華』
所在:東京都港区東麻布3-7-5
電話: 03-5561-7788
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:00
定休日:無休
≪最後に≫
料理・雰囲気共に素晴らしい『富麗華』。
今回は最高の上海蟹と言われる、上海蟹の最高ブランド、陽澄湖産上海蟹を堪能する
事が出来ませんでしたが、次回の機会には堪能したいと思います。
同系列の〝中華飯店〝とは大分雰囲気が違いますが、料理のクオリティは秀逸。
創業30年余の歴史を持つ中国飯店グループの最高峰である『富麗華』の一級料理人が
作り出すその料理を堪能しに、『富麗華』の扉を開けてみては如何ですか。。
中国飯店 富麗華 (中華料理 / 麻布十番駅 、赤羽橋駅 、神谷町駅 )
夜総合点★★★★☆ 4.5
鎌倉・由比ヶ浜 『鎌倉 松原庵 』
【料理】★★★ 【雰囲気】★★★★☆ 【料金】★★★ 【サービス】★★★☆
由比ヶ浜海岸にほど近く、鎌倉の大仏様が鎮座する長谷。
その長谷に古い日本家屋を改築した、とっても雰囲気の良い蕎麦屋があります。
こう言った歴史ある日本家屋の門に、暖簾ってとっても良く合うんですよねぇ。。
とっても趣があって、どんな蕎麦を食する事が出来るのが自然と期待が高まります。
この日はとっても寒い日だったので、テラス席では食べませんでしたが、
夏とかだったらとっても気持いんでしょうねぇ~。。
潮風に感じる〝潮の香り〝が、信州そばにはない魅力を与えてくれるでしょう。。
雰囲気的には軽井沢にある『川上庵』にチョッと似ていますねぇ。。
『胡麻せいろ』
一風変わった胡麻ダレと大葉で楽しむせいろ蕎麦。
蕎麦自体は細キリでエッジは抑え目。蕎麦の香りは少し抑え目でしょうか。
胡麻ダレはとっても濃厚で胡麻の味がシッカリして、タレ自体の味は秀逸。
但し、蕎麦の香りが抑え目な蕎麦との相性は最悪・・・・
完全に胡麻ダレの味が勝ってしまい、蕎麦の味が全くしなくなってしまっていました。
かなり残念な組み合わせですね・・・
もともと香りが抑え目な蕎麦とはヤッパリ合いませんね。
蕎麦の香りはせず、大葉と胡麻を食べているかのようでした・・・・。。
これでは蕎麦を食べているとは言えませんね。
あと、胡麻ダレが入っているお椀も拘りが全く感じられず、チョッとがっかりでした・・。。
烏賊・海老・大葉で作られた海鮮のかき揚げ。
身がとっても大振りで、サクッとした軽い食感の天麩羅は蕎麦との相性もいいですね。
鰹ダシが効いた蕎麦タレで食べてもいいですし、塩で食べても美味しい。
〝胡麻せいろ〝と比べると、大分蕎麦の香りや美味しさが伝わってくる一品でした。
--shop data--
店名:『鎌倉 松原庵』
所在:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜4-10-3
電話: 0467-61-3838
営業時間:11:30~21:00
定休日:無休
≪最後に≫
これだけの規模の古民家をテラス席に至るまでに気を配り一つのお店に改築した点に
ついてはホント素晴らしさを感じますし、特に天気の良いテラス席の雰囲気は抜群!!
但し、蕎麦自体はもう少しといった感じでしょうか。。
まずは蕎麦自体の香りを抑えていながらも(っと言うか殆どしない・・)、蕎麦タレや
胡麻タレなどの風味が強すぎるため、口に含んだ時の鼻腔への伝わりが悪いですね。
由比ヶ浜に近く、散歩に出かけながらに立ち寄るお店としては秀逸。
古民家を利用したお店も、鎌倉の雰囲気に調和していて、とても素敵な空間です。
このお店の良さは単品ではなく、蕎麦コースにあるのかもしれませんね。
次回訪れる時には是非試してみたいと思います。
雰囲気とサービスはいいだけに、蕎麦自体のレベルが上がると、もっといいですね。
〝都会の喧騒〝を忘れて、潮風と共に蕎麦を楽しみたい時に是非訪れてみては。。
仙台 『牛たん炭焼 利久 中央通り店』
【料理】★★★★ 【雰囲気】★★★★ 【料金】★★★★ 【サービス】★★★★
『杜の都・仙台』。
近年、プロ野球・楽天イーグルスや森ビル〝トラストシティ仙台〝にウェスティンホテル
の進出など、急速にその注目度が高まっている街。
でも仙台と言えばキャッパリ『牛タン焼』。
とは言っても、もともと地元で食べられていた所謂〝地元料理〝と言うわけではなく、
仙台に赴任していたサラリーマンの間で人気になり、その味の旨さを次の赴任地に
伝えていく、まさに〝口コミ〝で名物料理になったという変り種。
それに仙台の〝牛タン〝はもともとは戦後GHQが配給した牛タンが基になっていて、
今でも仙台牛タンは国産牛ではなく、脂の付き具合のいい米国産である必要があり、
地元仙台牛の牛タンを使う事は殆どないっていうのに『ご当地料理』となっている所が、
珍しい事例なのでは。
とは言っても、口コミで全国区になったと言うだけあって、一度仙台で牛タンを食べると
その味の虜になってしまい、無性に懐かしくなるんですよねぇ。
っと言う事で、久々に絶品の〝牛タン〝を堪能しに、仙台を訪れました。
今回、創業20年程度ながら、既に全国30店舗に拡大し、年商約50億円を売りあげる
仙台牛タンのシンボル的存在となった、『牛タン炭焼 利久』を訪れました。
初めて食べた牛たんのユッケ。
〝どんな食感なのかぁ~〝っと、とっても楽しみに口の中に!!
牛たんだけあって、赤身のユッケよりも歯触りがシッカリしていて、より肉々しいですね。
鉄分が多く含まれている様な気がしますねぇ。。
赤牛が好きな自分にはこの位の食感の方が好みです。
これ、お勧めですよ!!
『牛タン【極】定食』
ヤッパリ一番脂のある牛たんをという事で、一番奥の部分で霜降り状になる芯部分
を使った〝極め〝定食をオーダーしました。
テールスープと、ライス、そしてスッゴイ厚みの牛たんが運ばれてきました。
表面はカリッと焼かれて、中は綺麗なピンク色・・・・・中々素敵なの焼き具合です。。
一口食べてみると・・・・ヤッパリ旨い!!
程良い弾力性と噛む毎に中から浸み出してくる牛たんの旨みが絶妙!!です。。
いやぁ~、、これを食べるために東京から行きましたが、来て良かったって感じでした。
付け合せの青唐辛子の味噌漬けとの相性も抜群で、チョッとのせて食べると、
ピリ辛と牛たんの脂が旨く調和して、より一層美味しい物としてくれました。
麦飯とテールスープとの相性も抜群で、とっても美味しく頂きました。。
「あーーーホントに旨かった!!」
牛たんを堪能した後に、仙台で毎年冬季限定で行われてる〝光のページェント〝を
観に行きました。。。
とっても綺麗で素敵だった〝光のページェント〝。。
表参道のクリスマスイルミネーションよりもズット綺麗で感動しました。
何だか心からの祈りが伝わりそうだったので、ちょっとお祈りしました。
何を祈ったかは秘密ですが、2011年もいい年になるといいですなぁ。
--shop data--
店名:『牛たん炭焼 利久 中央通り店』
所在:宮城県仙台市青葉区中央2-2-16
電話: 022-716-9233
営業時間:11:30~14:00 ,17:00~23:00
定休日:無休
≪最後に≫
『牛たん炭焼 利久』クラスだと東京でも4店舗を展開していて、ついつい
〝東京でも食べれるのでは・・〝なんて気にもなりますが、ヤッパリ本場で食べると
味が違いますね!!
とっても美味しい牛たんを食べて、気分も上々でした!!
〝杜の都・仙台〝。。
以前と比べると大分都会になっていて驚きでした。
是非、〝最良の牛たん〝を堪能しに、是非仙台を訪れてみては如何ですか。。
そして今年の冬には〝光のページェント〝に訪れるのもお勧めですよ!!
牛たん炭焼き 利久 中央通り店
(牛タン
/ あおば通駅
、広瀬通駅
、仙台駅
)
夜総合点★★★★☆ 4.0
築地 『とんかつ 八千代』
【料理】★★★★☆ 【雰囲気】★★★ 【料金】★★★ 【サービス】★★★
冬になったら大好物のあれを食べなければ!!
そう!!あれとは大好物中の大好物である〝カキフライ〝。
今年は、まだ食べれていなかったので、築地場内の『とんかつ八千代』を訪れました。
『八千代』と言えば、火・木・土のみ提供の〝チャーシューエッグ定食〝がお勧め
ですが、ヤッパリこの日は目的であった『牡蠣フライ』を迷わずオーダー。
訪れた時は丁度お昼時だったので、お店の前はスッゴイ!!行列。。
30分程待って、やっと中に入る事が出来ました。
さぁ~、、今冬初めての牡蠣フライ、、楽しみです!!
お店の中に入ると、壁に〝初入荷 カキフライ定食〝の文字が!!
普通だったら迷わず〝カキフライ定食〝をオーダーするところですが、どうしても
帆立が気になってしまい、『カキ・車海老・ホタテフライ定食』をオーダーしました。
『カキ・車海老・ホタテフライ定食』
プリップリに揚げられたカキとホタテが目を惹くフライが運ばれてきました。
結構ボリュームがあります。。
こんな肉厚なホタテのフライは初めてです!!
フライの揚げ方も絶妙で、ホタテの火の通り方がとっても良く、中はミディアム状態。
噛む毎にホタテの甘みが溢れてきて、ピリッと辛いカラシとの相性も抜群!!
とにかく旨い!!ホタテのフライに感動しました。
一口食べると、中から、とっても〝ミルキぃー〝なカキフライが出てきました。
身もとっても柔らかく、磯の香りがとっても上品!!
口の中に広がる潮の香りがとにかく絶妙で、これまで食べたカキフライの中でも
トップクラスに入る、感動のカキフライでした。
--shop data--
店名:『とんかつ 八千代』
所在:東京都中央区築地5-2-1 築地卸売市場6号館
電話: 03-3537-6762
営業時間: 05:00~13:00
定休日:日曜、祝日、不定休
≪最後に≫
色々な〝牡蠣フライ定食〝を食べてきましたが、今回の『とんかつ 八千代』の
牡蠣フライは間違いなくトップクラスに入る絶品でした。
特にフライの揚げる時間とタイミングが絶妙なのか、牡蠣やホタテの火の入り方が
丁度いいミディアムレアで仕上がっていて、素材の甘さが残っていて美味しい!!
築地場内のお店なので、ネタの新鮮さは想像どおりでしたが、フライの揚げ技術に
感嘆をした今回。
『小田保』と双璧をなす同店ですが、自分は『八千代』の方が好みですかね。
まだまだ始まったばかりの〝牡蠣シーズン〝
美味しい〝牡蠣フライ〝を食べたい時に是非訪れてみては如何ですか。。